築11年を迎える自宅マンションでは、そろそろ1回目の大規模修繕が近づいて来たこともあり、一昨年から修繕委員会を立ち上げて活動してきました。写真は昨日住民向けの勉強会を開催したときの様子です。そもそも大規模修繕とな何か?いったい何をするのか?いくらかかるのか?についてスライドを作って説明。大きなお金が動くこともあり、住民間の合意形成が大事。参加者は全世帯の四分の一にあたる50名程度でまだまだ関心は低いものの、地道に啓蒙を行っていく事で住民1人1人が主体的に考えて行けるようにこれからも頑張っていきます。
私は、現在名古屋市内にある某分譲マンションに住んでいます。2棟併せて200世帯が住むいわゆる大規模マンションです。分譲マンションですから区分所有者で構成する管理組合というものがあり、私は平成18年度から2期管理組合の理事を務めていました。
マンションが出来て6年目あたり、そろそろマンション内コミュニティが形成されて良い頃。任期中は個人的な思いもあり、マンション内の「コミュニティイベント、防災イベント」を実施したり、管理問題をみんなで主体的に考えるワークショップの実施や情報共有として「かわら版」を発行したりしました。
こういったイベント等を通じて、マンション内での人のネットワークが構築されるとともに、理事会経験者で構成するメーリングリストを立ち上げ、理事会運営における”ナレッジマネジメント”を構築しました。その後、マンション内のSNS(ソーシャルネットワークサービス)として居住者専用HPの立ち上げも進めていましたが、なかなか実現しない状況です。
マンションは、その昔、近所付き合いが面倒な人に向いていると思われいましたが、マンションこそ最もコミュニティが必要な住まい。
災害が起きた場合の避難方法や安否確認、協力体制づくり、子どもの達の遊びやマナー、ルールづくりなど、管理会社任せでは出来ないしくみづくりがとても重要で、それは住民間の対話、コミュニティづくりによって築かれるものだと考えています。
コミュニティイベント等を実施すると、参加者は「こういうのはいいね!これからも継続的にやってよ」とか、「住民が共有の問題意識を持つことは大事」とか肯定的な意見が多く、皆さんマンション内コミュニティの必要性を十分感じている反面、「では問題を解決するために皆さん主体的に考えましょう!」と呼びかけるとなかなか集まらない。
ただ、少ないながらもそういう意識を持っている人達との関係を大事にしながら、1人でも多くの人を私達の仲間に引き込み、管理会社任せでない住民主体の快適なマンションライフを築いていけたらいいなと思っています。
たかがマンション、されどマンション、どうせ住むなら楽しく住もうよ!