対話なコラム#2(多様な主体とまちづくり)

「まちづくり」の多くは、住民が主体となるか、あるいは行政と住民とによる協働によるものが多いといわれていますが、マンションや商業施設による賑わい創出など、民間の開発事業者(デベロッパー)が行う面的な開発なども「まちづくり」と称している場合があります。また、行政がつくる公共的な空間や公園や、NPOなどが行う環境、福祉、子育てなど一定のテーマによって絞り込んだ活動もまちづくりと称されることが多いです。

このように住民や行政、民間の事業者、地権者、商店主、NPO、コンサルタントなど、主体が違うとまちづくりに対して期待する価値やイメージも違ってきます。まちづくりが生み出す直接的な成果(アウトプット)と生み出したい価値(アウトカム)を共有しておくことが必要です。(葛)